サポテカ 日本語版


タイトル:サポテカ / Zapotec
デザイナー:Fabio Lopiano
メーカー:テンデイズゲームズ / Board&Dice
発売年:2021

プレイ人数:1人〜4人
プレイ時間:60分〜75分
対象年齢:12歳〜


ルール難易度:★★★☆☆(特別難しい箇所はないものの、ゲームを通しての選択肢はそれなりにあり、ゲームに慣れていることが望ましい)

いいポイント
・1枚のカードから広がっていく展開が新鮮かつゲームとしての妙味も十分
・ほどほどのプレイ時間、少なめのラウンド数ながら、選択の機会は十二分にあり、高い満足度が得られる
・クラシカルなユーロゲームのプレイ感

イマイチなポイント
・長所でもある「1枚のカードから展開させていく」というメカニクスが人によっては少し窮屈に感じるかも
・ボードやカードから得るべき情報はゲームのボリュームの割に多めでやや負担に感じることもある


プレイヤーは、メソアメリカで栄えたサポテカ文明において、神殿や畑、村を建設し、ピラミッド建設や供物の奉納、儀式などからより高い得点を獲得することを目指します。

各ラウンドにおいて、プレイヤーは手札から一枚のカードを選び、そのカードに基づいてプレイを行います。
「サポテカ」では、それぞれのカードには複数の要素が割り当てられ、他のゲーム以上に意味を持つものになっているのです。
まず、各ラウンドの手番順が決定されることになります。カードに書かれた数字の大小を比べ手番順がきまります。さまざまな要素が限りある中、言うまでもなく手番順はとても重要です。
次に、収入のトリガーなります。カードに書かれたアイコンに基づいて、収入が決定されます。
最後に、建設の実行できる場所が決まります。このゲームのメインとなる要素だけに、もちろん重要です。
どの要素も軽視することはできませんが、すべての要素が自分の狙った通りであるケースはまれでしょう。
どの要素を優先させるべきか。取捨選択が迫られることになります。

一方で、「サポテカ」は、カードプレイだけのゲームではなく、自由度の高さも十分に備わっています。
カードが収入のトリガーになるとはいえ、収入をどのように底上げするかによって得られる資源は大きく異なってきます。
また、カードと関係なく実行できるフリーアクションでピラミッドの建設や供物の奉納も積極的に行い、得点へアプローチしていく必要もあるでしょう。

カード1枚のプレイからどのように戦略を進めていくか、選択の連続が待っています。
カード選択を軸とした比較的易しい導入と、その先の選択の面白さが見事に組み合わされたタイトルと言えます。
  • サポテカ 日本語版

サポテカ 日本語版

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6,600円(内税)

定価 6,600円(内税)

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