ディスコルディア 和訳付輸入版
タイトル:ディスコルディア / Discordia
デザイナー:Bernd Eisenstein
メーカー:Irongames
発売年:2022

プレイ人数:1人〜4人
プレイ時間:70分
対象年齢:12歳〜


ルール難易度:★★★★☆(文量、難易度ともに実際はそれほどではないが、ユニークなゲームだけに慣れるまでは丁寧に読み解く必要あり)

いいポイント
・都市開発とパラメーター上げという近年の王道メカニクスを採用しつつも、ユニークに仕上げられている
・いたずらにボリュームのあるゲームになっておらず、非常に遊びやすい

イマイチなポイント
・非常にシステマチックでテーマとの関連性や世界観の雰囲気が低く、味気なさを感じるかも


プレイヤーは、ローマ帝国の一総督になり、自分が治めている都市を発展させていきます。
しかし、このゲームの目標は独特です。
都市を発展させ、インフラを整え、住民となる駒を配置していくことで持ち駒を以下に減らすか、そして出来るなら、持ち駒をすべてなくすことを目指すのです。

プレイヤーは、各手番において、振られたサイコロの目によって決められた三つ(もしくは二つ)の目に割り当てられたアクションから一つを選択し、それを実行します。
実行したアクションによって、個人ボードとなっている都市の拡張や、建物となる都市タイルの獲得、住民のタイルへの配置、発展度を高めといったことを行います。
これらは有機的に絡み合っており、住民駒を配置するためには建物が必要となるものの、建物タイルを獲得するためには都市を拡張させねばならず、また、より効率よくアクションを実行するためには発展度を高めることでアクションの質を高めることも必要です。

ただし、単純に配置のアクションを繰り返しているだけでは、勝利を収めることはできません。
例えば、都市タイルに描かれたダイスと同じダイスを選択することで行うことのできる特別な配置を狙い、都市タイルを獲得する場合でも、どんな目が描かれた都市タイルを獲得すべきかの見極めが重要となります。「赤の6が描かれたタイルを集中して獲得し、一気の配置を狙う」というようなことを考える必要があるのです。
しかも、駒は色分けされており、対応した色の都市タイルにしか配置できないため、都市タイルの獲得は一段と悩ましいものになっているのです。
そのほか、駒をより多く配置するための追加のマスとなる「軍事塔」や、持ち駒の交換が出来るようになる「交易塔」、小目標となるさまざまな条件が設定された「布告」の達成といった要素も軽んじることはできないでしょう。
さらには、ペナルティが科せられる可能性がある「ゲルマン民族の襲撃」や、毎ラウンドごとに増えることになる住民駒の増加量に対してどのように対処するのかということにも向き合わなければならないのです。

どのような都市タイルの構成とするのかというビルド要素、発展や征服、水道橋といった形で表現されたパラメータ上げ要素、ランダム性の高く常に増え続ける住民駒をいかに効率良く配置し減らすことできるかという応用力、「いち早く持ち駒をなくす」という勝利方法による緊張感といったさまざまな要素が実に見事に絡み合い、綿密に組み上げられていることに驚かされます。
システム派、メカニクス好きの方には特にオススメのタイトルと言えるでしょう。

非常に痛みやすい箱になっています。若干の箱痛みがある場合があります。
個人ボード、メインボードはボードというよりもシートになっており、内容物(主に駒)に由来するアタリやヨレ、オレがほとんどのゲームで見受けられます。
これらについては免責とさせていただきます。
恐れ入りますが、ご理解いただける方のみ、お買い求めください。
  • ディスコルディア 和訳付輸入版

ディスコルディア 和訳付輸入版

0635040937162

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