クロノロジック:パリ 1920 日本語版
タイトル:クロノロジック:パリ 1920 / Kronologic: Paris 1920
デザイナー:Fabien Gridel, Yoann Levet
メーカー:テンデイズゲームズ / Origames, Super Meeple
発売年:2024
プレイ人数:1人〜4人
プレイ時間:30分
対象年齢:10歳〜
ルール難易度:★★★☆☆(穴の開いたタイルを用いるという変則ギミックを用いるとは言え、ルールはオーソドックス)
いいポイント
・美しく、ミステリアスな雰囲気を盛り上げてくれるカードやタイル類
・古典的な論理パズルゲームを見事に洗練させ、テンポ良く遊べるようになっている
イマイチなポイント
・15本と限られたシナリオ数(ただし、ボリューム感の少なさは感じません)
パリのオペラ座を舞台に、プレイヤーは、情報を集め、怪しい人物や被害者の足取りを追い、いちはやく事件を解決することを目指します。
プレイヤーは、手番で、人物、もしくは時間のカタイルと、場所のカードの組み合わせを選びます。
そのことにより、「その人物は、その場所に何回行ったか」、「その時間に、その場所には何人いたか」という情報がわかるようになっており、その情報をもとに事件の真相に迫ります。
情報は、手番プレイヤーだけが得られるもの、プレイヤー全員で共有するものがあり、他のプレイヤーの手番であっても、そのプレイヤーが、どの組み合わせを選んだか、そして、どんな情報が共有されたのかをしっかりと把握することがポイントとなります。
また、それぞれの人物は、一時間ごとに必ず一部屋分を移動するという決まりがあり、それを元にそれぞれの人物の足取りを推測しなければなりません。
古典的な論理パズル&推理のゲームをベースにしていますが、情報を整理するだけでなく、足取りを推測する、追う、という要素のウエイトが非常に大きいため、これまでの論理パズル&推理ゲームよりもかなり「捜査」をしている感覚があり、惹きつけられます。
プレイヤー間で共有される情報をあることで、情報が集まるペースが早く、テンポのいいゲーム展開になっているのも魅力です。
3つの事件に、それぞれの5つのシナリオ(問題)が用意されており、難易度も幅も広く、どなたにもたっぷりと楽しんでいただけるタイトルになっています。
雰囲気溢れる美麗なカードやタイルも大きな魅力です。
クロノロジック:パリ 1920 日本語版
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