タバヌシ:ウルの建築士たち 日本語版


タイトル:タバヌシ / Tabannusi: Builders of Ur
デザイナー:David Spada, Daniele Tascini
メーカー:テンデイズゲームズ / Board&Dice
発売年:2021

プレイ人数:1人〜4人
プレイ時間:120分
対象年齢:14歳〜


ルール難易度:★★★★★(細かい枝葉の部分も多めで把握に時間がかかる。プレイの方針がイメージしにくく、難度は高め)

いいポイント
・上昇下降の一軸だけではなく面での広がりを持ったパラメーター上げの新規性
・ワーカー駒を動かしてのアクション選択から感じられる独自性と面白さ
・極めて本格的なソロモード(10ページにも及ぶルール!)

イマイチなポイント
・常に厳しい制約がついて回るプレイングは、好き嫌いが色濃く出そう
・細かい注意点の多い処理による高いプレイ負荷


イタリアを代表するデザイナーの一人、タッシーニによる2021年発表作です。(スパダとの共作)

プレイヤーは、偉大な古代都市ウルを舞台に、建築士となり、都市の発展に注力することになります。

このゲームでまず特徴的なのはアクション選択です。
プレイヤーは、アクションを実行する際に、自分のいるエリアに置かれたダイスから一つを選び取ります。選び取ったダイスの目に対応したエリアが次に訪れるエリアになり、そしてそのエリアに割り当てられたアクションを実行することになるのです。
ただし、その目はもちろんランダムで決定されます。
すなわち、それぞれのラウンドでどのエリアへ訪れ、どういったアクションが実行できるのかは、ゲームを通してかなりの揺らぎが生じるのです。
また、ダイスは同時に資源でもあります。各エリアには決められた色のダイスが置かれているため、どの色の資源を獲得したいのか、それも踏まえてダイスを選ぶこともまた必要なのです。

こうしてプレイヤーは、各エリアでさまざまなアプローチを行うことになります。
街の一般区画では建築計画を推し進め、建物による陣取りとさまざまなボーナスの獲得競争が繰り広げられます。
港区画では、船を建造し、アクションの効果を底上げすることができます。
ジッグラトの建設に加わり、特別なボーナスを狙うこともできます。
中でも重要となるのは、一般区画での建築でしょう。
3つのエリアそれぞれで、建築計画の立案と実際の建築が行われます。
陣取り要素はもちろんのこと、ボーナス描かれたマスをいかに押さえるかの駆け引きがあり、また、これはどのようにエリアを広げて行くかによる変則的なパラメーター上げとも言え、このゲームの大きな特徴になっています。
もちろん、さまざまなアクションに付随する形でボード上のいたる所にパラメーター上げの要素があり、慣れたプレイヤーでも圧倒されるかもしれません。

これまで数多くの発表作で、パラメーター上げジャンルに挑戦してきたタッシーニによる挑戦状とも取れるほどのタイトルに仕上げられています。
我こそはというコアゲーマーにはぜひとも挑んで欲しい本格派の一作です。

※ルールブックにおいて、ソロゲーム用内容物として「布袋」の記載がありますが、急激なコスト上昇に伴い、製造途中で仕様変更があり、商品には含まれないこととなりました。あらかじめご了承ください。
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タバヌシ:ウルの建築士たち 日本語版

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